参院予算委論戦のポイント

2020/3/16 22:58
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16日の参院予算委員会論戦のポイントは次の通り。

 参院予算委で安倍首相(左)と言葉を交わす麻生財務相=16日午後

【法相答弁】

金子原二郎委員長 予算委で森雅子法相が事実と異なる答弁を行ったのは極めて遺憾だ。政府の立場にあることを十分留意した上で委員会に緊張感を持って臨むこと、質問に的確に答えることを改めて要請する。

法相 法相として検察の活動について個人的な評価を述べたのは不適切だった。審議に大変なご迷惑をお掛けしたことを心よりおわびする。しっかり事実を確認し答弁するべきだった。改めて(発言を)撤回する。離席した際、記者の取材を受けたことも誠に不適切だった。心よりおわびする。厳重注意を重く受け止める。今後の国会審議に一層緊張感を持って臨み、誠実に対応させていただく所存だ。

蓮舫氏(立民) 法相を辞任させないのか。

安倍晋三首相 緊張感と責任感を持って職務を遂行してもらいたい。森氏は責任を痛感している。任命責任は常に私にある。

【検察庁法改正案】

山添拓氏(共産) 検察上層部の人事に露骨に介入しようとするものだ。

首相 政権が検察の人事に政治的な意図を持って介入することはあり得ない。恣意的、政治的に人事に介入することは絶対にないと明言する。(公務上の支障などを理由に内閣が延長、再延長できるとの規定は)立法技術的に入っているもので、国家公務員法と合わせた表現だ。

【新型コロナ】

山田太郎氏(自民) 令和恐慌とならないようにすべきだ。

首相 現在、あくまでも感染拡大防止に全力を尽くしているが、その後は日本経済を再び力強く成長させるため、相当思い切った対策を講じる。再び成長軌道に戻すため、しっかりとV字回復できる、今までの発想にとらわれない対策を取っていく考えだ。覚悟を持って臨むとのメッセージ性のあるものを練り上げる。

蓮舫氏 貧困世帯への打撃は大きい。

首相 公共料金の支払いすら難しい方々も出てくると懸念される。不安を感じている皆さんへの手当ては速やかに検討したい。今週中にまとめていきたい。

舟山康江氏(無所属) 支払い猶予も考えるべきだ。

首相 電気料金などの猶予についても速やかに検討したい。

舟山氏 学生の内定取り消しも起きている。

首相 学生の前途も考慮し、なんとか予定された採用を実現してほしい。新規採用に協力いただいた企業には雇用調整助成金の特例を設け、新入社員も対象とする支援の手だてを講じたところだ。

水岡俊一氏(立民) 全国一斉の休校要請の決断に根拠はあるのか。

首相 専門家が「この1、2週間が瀬戸際となる」との見解を示さなければ、そういう判断はしなかった。北海道や千葉県市川市で感染事例が出た中で判断した。

片山大介氏(維新) 一斉休校や大規模イベント自粛の方向性は19日に示されるのか。

首相 専門家会議が19日にも見解を示す。見解を踏まえ、どう判断するかを政府として示す。ただ直ちに新たな方向を示せるかどうかは専門家の見解次第だ。

【特措法】

蓮舫氏 宮下一郎内閣府副大臣は新型コロナウイルス特措法の国会審議でいいかげんな答弁をした。罷免すべきだ。

宮下副大臣 (緊急事態宣言下で民放に)放送内容について指示を出すことはありうると答弁した。放送法との関係を考慮せずに誤って答弁した。深く反省している。

首相 報道内容は、特措法による総合調整や指示の対象にはならないと改めて明確にする。

高橋光男氏(公明) 緊急事態宣言発出時は国民に丁寧な説明を。

首相 専門家の意見や決定に至った背景、影響を受ける国民や事業者への支援策について、国内外に向け、できる限り分かりやすく説明する機会を設ける。

【東京五輪】

片山氏 東京五輪・パラリンピックへの考えを。

首相 アスリートにとっても、観客にとっても、安全で安心な五輪を開催したい。全力で準備を進めている。日本だけではなくて、世界が新型コロナウイルス感染症を克服したということにつながっていく五輪にもしていきたい。

〔共同〕

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