SBIや楽天、投信の積立額が増加 株価下落で個人が開始 - 日本経済新聞
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SBIや楽天、投信の積立額が増加 株価下落で個人が開始

SBI証券と楽天証券は16日、投資信託の月間の積立額が増加していると発表した。楽天は1年間で2倍、SBIは3カ月で3割増となっており、この数カ月の伸びが大きくなっている。新型コロナウイルスの感染拡大による影響を懸念し、株式相場が大きく下落するなか、新たに積み立て投資を始める好機と考える個人投資家が多いことがうかがえる。

楽天証券は15日時点の積立額が165億円に達し、2019年3月末に比べて倍増したとしている。独自の投信積み立てサービスと、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の月額換算。SBI証券は積立額が200億円と、19年11月末と比べて50億円増えた。

足元で積立額が増加傾向にあるのは、新しく投資を始める若年層や初心者層が動いているためとの見方がある。楽天証券の総合口座数は400万を超えた。2月の月間新規口座開設数は初めて10万を超え、ペースが加速している。SBI証券も2月下旬に500万の大台を超えた。

ネット証券の新規口座開設数の伸びはやや鈍化傾向にあったが、資産形成が話題となった昨年からは再び増加している。若年層は投資金額が小さいため、目先の収益全体への貢献は大きくないが、中長期的には競争力の差となって表れそうだ。

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