ホンダの新型「フィット」受注、目標台数の3倍

2020/3/16 18:55
保存
共有
印刷
その他

ホンダは16日、2月14日に売り出した「新型フィット」の受注台数が発売1カ月で3万1千台を超えたと発表した。月間目標の約3倍を超え好調な出足となった。燃費性能の高さを維持しつつ、5つのタイプを用意したことなどが幅広い層に支持を受けた。一部モデルで納期遅れが懸念されていたが、足元で問題は解消されたとしている。

新型「フィット」は約7年ぶりの全面改良

新型「フィット」は4代目で、現行モデルを発売した2013年以来7年ぶりに全面刷新した。 燃費の良さといった技術面に加えて、数値では表現できない価値を重視し4つの「心地よさ」を盛り込んだ。安全運転支援システムなども備え5つのタイプを用意。ガソリンとハイブリッド車(HV)の2種類をそろえ、価格は155万7600円からにした。

発売1カ月の売れ行き内容を分析したところ、最も支持を集めたタイプは「ホーム」だった。全体の50%近くで、ガソリン車とHVの両面でも人気となった。購入者のうち約7割がHVを選び、HVで人気となった色は「プラチナホワイト・パール」だった。

一方、「新型フィット」とほぼ同時期に発売した「新型ヤリス」について、トヨタ自動車もこのほど発売1カ月間の受注台数を発表した。2月10日からの受注台数は発売1カ月間で約3万7千台と、月間目標の約5倍に達した。販売店数の違いなどから単純比較はできないが、発売1カ月の販売では「新型ヤリス」に軍配が上がった形だ。

「新型フィット」を巡っては、一部の部品を中国の湖北省武漢市の工場に頼る。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた工場の生産停止を背景に、大手販売店の幹部は2月下旬に「一部モデルで納期遅れがみられる」と話していた。ただ、ホンダによると「既に問題は解消され、スムーズに納車できる」(広報担当者)という。国内事業のテコ入れ策として期待し、年12万台の販売を目指す。(原欣宏)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]