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百貨店、3月前半3~4割減収 Jフロントは通期下方修正

インバウンド需要の落ち込みが鮮明に(東京都中央区の三越日本橋本店)

J・フロントリテイリングなど大手百貨店3社が16日発表した3月前半の売上高は、前年同期比で3~4割減った。免税売上高が軒並み9割減っており、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う訪日客需要の低迷が響いた。各社は営業時間の短縮なども進めており、3月全体では減少幅がさらに広がる恐れがある。

Jフロント傘下の大丸松坂屋百貨店では3月1~14日の売上高が前年同期比で43%減り、このうち免税売上高は96%減少。高島屋も同期間の売上高が約33%、免税売上高が91%それぞれ減った。

三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹では15日までの売上高が約38%減少。免税売上高は三越日本橋本店(東京・中央)など主要3店で85%減となり、特に訪日客人気の高い三越銀座店(東京・中央)では「9割を超える落ち込み」(同社)という。

中国政府が1月末に団体旅行を規制するなど訪日客の大幅な落ち込みが響いた。3月上旬ごろからは三越伊勢丹と高島屋は営業時間を短縮し、大丸松坂屋は臨時休業日を設けた。事態収束の兆しが見えなければ、さらなる売り上げ減少は避けられそうにない。

Jフロントは同日、2020年2月期の連結純利益(国際会計基準)が前の期比23%減の210億円になったと発表した。従来予想(6%減の258億円)から減益幅が拡大する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前期末にかけ国内消費とインバウンド(訪日外国人)消費がともに落ち込んだ。

売上高に相当する売上収益は5%増の4806億円となり、従来計画を114億円下回った。昨年10月の消費増税以降の消費の落ち込みに暖冬が重なった。本業のもうけを示す事業利益は1%減の452億円と9%の増益予想から一転して減益となった。

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