小中高は休校延長、大学は授業開始延期 正常化遠く

2020/3/16 17:47 (2020/3/16 21:16更新)
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新型コロナウイルスの影響で一斉休校していた小中学校の一部が16日、2週間ぶりに授業を再開した。ただ多くの自治体は「終息が見通せない」として休校を延長した。各地の大学も新年度の授業開始を4月中旬から5月に延期しており、学習環境の正常化にはまだ時間がかかりそうだ。

一斉休校は安倍晋三首相による要請を受け、文部科学省が2月28日に各都道府県教育委員会などに正式に通知した。法的根拠はなく、対応は各自治体に委ねられていたが、文科省によると3月16日時点で公立小中学校の99%が休校している。

感染者が確認されていない富山市は16日、91の小中学校で授業を再開した。市教委の担当者は「学び残した範囲を年度内に終えたい」と話した。静岡市も16日に129校で授業を再開した。

一方、東京都内は小笠原村と青ケ島村をのぞく60区市町村の1268小学校と601中学校がいずれも春休みまで休校となった。さいたま市や千葉市、横浜市なども「終息が見通せない」などの理由で休校をおおむね春休みまで延長した。文科省によると、全国の小中学校の78%が春休みまで休校するという。

感染者が増えている愛知県も休校を継続。県立高校の補習や部活動は休校中も必要な場合には実施を認めており、16日に引き続き部活動などを認める通知を出した。

各地の大学も4月の授業開始を遅らせる決定が相次いでいる。

早稲田大は4月6日としていた新年度の授業開始を同月20日以降に延期した。関西外国語大は4月3日から20日に遅らせ、感染状況によっては5月以降にずれ込む可能性もあるという。「日々感染者が増える中、教室などで集団感染が発生するリスクがあり、授業ができる状態ではない」(担当者)。東京理科大は4月上旬の授業開始を5月に延期した。

立命館アジア太平洋大(APU)は4月8日の授業開始を同月22日に延期。政府が入国制限を強化した中国、韓国からの留学生が多く、入国者は2週間の待機を要請され、新学期に間に合わないと判断した。

明治大は「延期を含めて検討中」で、20日をメドに方針を公表する。4月6日に授業開始予定の名城大も「授業開始を遅らせることも含め現在検討している」という。

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