一六タルト、フィルム包装で賞味期限長く 廃棄半減

2020/3/16 17:46
保存
共有
印刷
その他

新しい包装材の一六タルト柚子(右)と従来品(16日、松山市)

新しい包装材の一六タルト柚子(右)と従来品(16日、松山市)

菓子製造販売の一六本舗(松山市)は16日から一六タルトの賞味期限を従来の3週間から1~2週間、延長した。包装材に酸素を通しにくく、水蒸気は適度に透過するフィルムを採用したことで、スポンジ生地のしっとりとした食感が長持ちするようになった。これにより売れ残りなどで廃棄される食品ロスを半減する効果を見込む。

新たな包装材には凸版印刷が開発した透明フィルム「GL BARRIER」を採用。和紙を使った従来包装より1割ほど軽く、湿度や温度の影響を受けにくく食味や風味が長持ちする。焼却しても塩素系ガスが発生しないため、環境への負荷が抑えられるという。

16日出荷分からあんを生地で「の」の字に巻いた定番商品「一六タルト柚子(ゆず)」の包装を切り替えた。これに伴いデザインも黄色をベースにユズの香りをイメージしたものに一新した。同日発売した季節限定の「宇治抹茶」はじめ、他の商品も新包装で出荷する。

タルトそのものは変わらず、包装だけの刷新で生産コストは上昇するが、賞味期限延長による廃棄減や販売期間の延長、パッケージデザイン一新などによる新たな顧客獲得で吸収したい考え。玉置剛社長は「『持続可能な開発目標(SDGs)』の観点から、まずできることを始める。四国の菓子業界にも広がれば」と話す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]