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中国著名企業家が行方不明 新型コロナ対応で政権批判

【北京=羽田野主】香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは16日、中国の著名な企業家で歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知られる任志強氏が行方不明になっていると報じた。任氏はかつて習近平(シー・ジンピン)国家主席の発言を批判したことがある。最近も習指導部の新型コロナウイルスへの対応などを非難していたという。

3月12日ごろから任氏とまったく連絡が取れなくなったとしている。ロイター通信など欧米のメディアも任氏の行方が分からなくなっていると報じた。

同紙によると、任氏は新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、習指導部の初動の遅れを批判した。封じ込めが成功したと国内向けに宣伝することで習氏の権力をさらに高めようとしていると指摘したという。「任氏が姿を消したことと、彼の発言に関係があるかはわからない」としている。

任氏は共産党古参幹部を父にもつ「紅二代」。王岐山(ワン・チーシャン)国家副主席と親しい間柄にあるとみられてきた。任氏は党や政府に直言する「物言う企業家」として知られる。

2016年2月、習氏が国営メディアを視察した際に「メディアは宣伝のための基地で、(共産)党の姓を名乗るべきだ」と発言すると、任氏は自分のブログに「メディアが党の姓を名乗れば、人民は忘れ去られ隅に追いやられてしまう」と書き込んだ。このブログはすぐに閉鎖され、任氏は1年間の観察処分を受けた。

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