ニューヨーク、飲食店の営業大幅縮小 持ち帰り限定に
ロサンゼルスも

2020/3/16 14:16
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新型コロナウイルスの感染拡大で、ニューヨーク市内の人影はまばらだ(15日)=ロイター

新型コロナウイルスの感染拡大で、ニューヨーク市内の人影はまばらだ(15日)=ロイター

【ニューヨーク=後藤達也】ニューヨーク市のデブラシオ市長は15日、市内のすべてのレストランやバー、カフェに対して営業の大幅自粛を求める方針を明らかにした。新型コロナウイルスの感染者が急増したことを受けた措置。店内の営業を休止し、飲食の持ち帰りや配達に限定する。ロサンゼルス市も同日、同様の方針を示した。ビジネスや観光の一大拠点であるニューヨーク市など大都市の自粛はヒトの往来など米経済全体にも大きく影響しそうだ。

デブラシオ市長は16日にも関連法制度を適用して各飲食店に営業自粛を命じる。17日朝から適用し、映画館やコンサート会場もすべて閉鎖するよう求める見通しだ。同市長は声明で「我々の生活は想像もできない試練に直面している。前例のない抜本的な策を講じる時期だ」と強調した。

人口850万人の同市は富裕層も多く、高級外食店などの消費も旺盛だ。営業自粛が長引けば市内の経済活動の停滞も避けられない。ウォール街などのビジネスだけでなく、音楽や美術など文化の拠点でもあり、米国内外からビジネス客や観光客が多く集まる。米国を代表する同市の経済活動の縮小は、米景気の先行きリスクを象徴する。

ニューヨーク市では市内の学校の休校も16日から4月20日まで続ける方針だ。ニューヨーク州は米国内でも感染が特に増えており、15日には700人を超えた。同州は7日に非常事態宣言を表明しており、市民の不安も高まっている。

ロサンゼルス市のガルセッティ市長も15日、飲食店の営業を大幅に制限することを発表した。レストランには店頭で食品を提供することを禁じ、宅配と持ち帰りのみとする。映画館や劇場、スポーツジムなどにも3月31日まで営業を休止することを求め、休止期間を延長する可能性もあるとしている。

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