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中国1~2月主要統計、軒並みマイナスに

閑散とした北京のショッピングモール(2月28日)=AP

【北京=原田逸策】中国国家統計局が16日発表した2020年1~2月の主な経済統計は軒並み伸び率がマイナスになった。百貨店やスーパー、電子商取引(EC)の売上高を合計した社会消費品小売総額は前年同期比20.5%減だった。統計開始から初めて伸びがマイナスだった。マンションや工場の建設を示す固定資産投資や工業生産も初めて伸びがマイナスとなり、過去最低だった。

1月から拡大した新型コロナウイルスの中国経済への打撃の大きさを裏づけた。中国は毎年時期がずれる春節(旧正月)休暇の影響をならすため、1~2月分の経済統計はまとめて公表する。新型コロナの影響を反映した主要経済統計の発表は今回が初めてとなる。

1~2月の社会消費品小売総額は19年通年(前年比8%増)から落ちこんだ。自動車販売の急減が響いたほか家具や家電、衣服の売り上げも大幅に減った。多くの人が家にこもり、レストランの売り上げも前年同期比43%減った。

1~2月の工業生産は前年同期比13.5%減だった。伸び率はリーマン・ショック直後の09年1~2月(3.8%増)を下回り、過去最低を更新した。防疫活動で原材料や部品の輸送が止まり、従業員も出勤できず、多くの工場が操業を停止した。自動車、パソコンなど主な製品の生産量は軒並み、前年同期の水準を下回った。

固定資産投資は1~2月に前年同期比24.5%減った。伸び率は19年1~11月(前年同期比5.2%増)を下回り、過去最低だった。新型コロナの影響で土木作業員を集められず、工事が止まったからだ。中国政府は公共工事を拡大して景気を下支えする方針だが、しばらくは作業員が足りずにインフラ建設などが難しくなる恐れがある。

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