仏、新型コロナで全飲食店休業 スペインは外出制限

2020/3/15 6:31
保存
共有
印刷
その他

14日もパリのレストランでは飲食を楽しむ人が見られた=ロイター

14日もパリのレストランでは飲食を楽しむ人が見られた=ロイター

【パリ=白石透冴】フランス政府は14日、新型コロナウイルスの警戒レベルを最高に引き上げると発表した。同日深夜から全国のレストラン、バー、映画館などの営業を禁止する。スペインでは市民の外出を制限する。欧州ではイタリアで感染者が2万1千人に増え、フランス・スペインでも急拡大している。市民の生活や経済への悪影響はさらに広がりそうだ。

フランスはウイルスへの警戒レベルを中程度の「ステージ2」だとしてきたが、最高の「ステージ3」に引き上げる。営業が許されるのはスーパー、薬局、銀行などのみで、残る商店は休業となる。公共交通機関は運行する。仏内の感染者は約4500人まで達した。

政府の呼びかけにもかかわらずパリでは14日もカフェやレストランで談笑する人の姿があり、フィリップ首相は同日の記者会見で「我々がすべき行動ではない」といらだった。感染拡大の一因となっている恐れがあり、追加の対策を取ることを決めたもようだ。

一方、15日の統一地方選は予定通り実施するという。市民の外出が増えてしまうのではなどと指摘する声も出ている。

仏政府は感染拡大の影響で2020年の経済成長率が1%を切る恐れがあると既に表明している。警戒レベルを引き上げたことで消費に影響が広がるのは確実で、数字を押し下げるとみられる。

5700人以上の感染者が出ているスペイン政府も14日、全国で通勤や買い物など以外での外出を認めないことを決めた。必須とみなされない商店も休業を命じる。前日に発表した非常事態宣言に基づく措置だという。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]