関電役員ら「金品受領で共犯者に」 第三者委の一問一答

2020/3/15 6:00
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関西電力役員らの金品受領問題を再調査していた関電の第三者委員会(委員長=但木敬一元検事総長)の委員ら4人が14日午後、大阪市内で記者会見した。但木氏との主なやりとりは次の通り。

――関電には不正なプロセスはあったのか。

「そう判断している。本来は色々な企業との間で公正に業者を選定する必要がある。競争したら価格はもっと安くなったかもしれない。その可能性を潰したのは大きな不正でコンプライアンス違反だ」

――第三者委は便宜供与を認定しているのか。

「森山氏が発注を要求しそれに応じて受注させているので、便宜供与にあたるのは間違いない。それがお金と結びつくかというと難渋を極める」

――なぜ問題が起きたのか。

「森山氏は関電の闇の部分も知っており、モンスターのような存在になっていた。これが事件の発端になっていった。(関電役員らは代々)金品を受け取ることで共犯者となり、抜けられない事態を招いた」

――背景に原子力の構造的な問題があるか。

「原発立地政策は今後、透明感をもってやらないと、維持できない」

――刑事告発する考えは。

「ずいぶん考えたが正直に言うと難しい。森山氏は就任や昇進祝いなど、金品の趣旨を明らかにしていなかった。状況証拠から推定はできるが確実な証拠はなく難しい」

――コンプライアンス改善は期待できるのか。

「電力会社は長い期間無競争状態にあり、ユーザーとの関係が非常に遠い。社風を変えてもらいたい」

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