日銀甲府支店、山梨の景気判断2カ月連続下げ 3月

山梨
2020/3/13 20:30
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日銀甲府支店は13日発表した3月の金融経済概観で、山梨県の景気判断を「高めの生産水準を維持しているほか、労働需給は引き締まった状態が続いているものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、弱めの動きが広がり始めている」として引き下げた。2月に「新型肺炎の影響が出始めている」として下げており、2カ月連続の引き下げとなった。

金融経済概観について説明する三木徹支店長(13日、日銀甲府支店)

金融経済概観について説明する三木徹支店長(13日、日銀甲府支店)

今後について、三木徹支店長は「新型コロナにより、弱めの動きの範囲が拡大する可能性もある。ただ、影響の大きさやいつまで続くかは見通せず、不確実性が高まっている」と指摘した。

需要項目別では「個人消費」を2カ月連続で引き下げた。マスクや消毒用アルコール、備蓄できる食料品などは消費が増えた。一方、大型店や観光地のコンビニエンスストアなどで来店客が減少し、中国製の春物衣料品の納入遅れもあり、「マイナスの影響の方が大きい」とした。

「生産」のうち山梨県の地場産業「宝飾」を1年1カ月ぶりに引き下げた。香港や甲府などの展示会が延期になり需要が減少していることを踏まえた。

「生産用機械」や「汎用・業務用機械」の判断は据え置いたが、新型コロナの影響は出始めているという。中国からの部材調達の滞りについては、他国からの調達や国内での代替生産に切り替える動きがあり「今のところ生産活動への影響はほとんど出ていない」としたが、「長期化すればマイナスの影響が高まる」と述べた。

「雇用・所得」も2カ月連続で引き下げた。製造業や物流に加え、2月以降は新型コロナの影響で宿泊や飲食で新規求人を減らす動きがあるという。

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