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JR常磐線が14日全線再開 震災の不通区間全て解消へ

東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で不通が続いていたJR常磐線富岡(福島県富岡町)―浪江(浪江町)の約20.8キロで運行が14日に再開し、9年ぶりに全線が復旧する。東日本大震災で被災した東北地方の全ての鉄道で不通区間が解消する。

運行再開に合わせ、国は4~10日に不通区間にある3駅周辺の避難指示を順次解除、利用が可能となった。原発事故被災地で交通の利便性が高まり、訪問者の増加や地域活性化が期待される。

国土交通省によると、震災からの復旧に1年以上かかった鉄道はJRや私鉄の9路線。いったん復旧したが昨年10月の台風19号で再び被災した三陸鉄道リアス線(岩手県)を除き、不通区間が残るのは常磐線だけとなっていた。

避難指示区域にあったのは夜ノ森(富岡町)、大野(大熊町)、双葉(双葉町)の3駅。双葉町と大熊町には第1原発が立地する。震災前の3町の人口は計約3万4千人だったが双葉町には人が住まず、富岡・大熊両町に1日現在で実際に居住するのは約1940人。

再開区間では普通列車が1日11往復する他、品川・上野―仙台を直通する特急「ひたち」が3往復する。ひたちは双葉、大野両駅にも停車する。

JR東日本によると、不通区間は大部分が放射線量の高い帰還困難区域に含まれ、長期間復旧工事が行えなかった。2016年3月に工事に着手。レールや枕木を一部交換し、放射線量を下げるため表面の土をはぎ取る除染も行った。

乗客は3駅の周辺を歩くことができるが、住宅地などは今回の避難指示解除の対象になっておらず、新たな帰還住民はいない。

〔共同〕

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