核軍縮の国際会議、1年延期で調整 新型コロナ拡大で

2020/3/13 11:16
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【ニューヨーク=大島有美子】4月末にニューヨークの国連本部で開く予定の核拡散防止条約(NPT)の再検討会議の開催を1年延期する方向で、締約国間が調整していることが12日、分かった。国連関係者が明らかにした。近く正式に決める。新型コロナウイルスの感染拡大で、予定通りの日程での開催は困難と判断したとみられる。

核不拡散条約に関する5年に1度の会議が開かれる予定だった(ニューヨークの国連本部)

NPTの再検討会議は5年に1度、締約国の代表が集まり、NPTの運用状況を点検する核軍縮の国際会議。4月27日から5月22日まで開く予定だった。会議日程は締約国間で最終決定するが、2021年4月の開催を模索している。NPTは1月時点で191カ国・地域が締約している。

NPTは核保有国も参加する核関連で最大の条約だ。15年の前回会合では、核保有国と非核保有国の溝が埋まらず、最終文書を採択できなかった。地政学リスクや軍縮を巡る米ロ間の緊張の高まりから、今回も困難な交渉が予想されていた。

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、米国では大型イベントのキャンセルが相次ぐ。トランプ米政権は欧州からの入国を30日間停止すると決め、中国からの入国禁止措置も続けている。

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