アスクル、独立社外取締役に4氏を選任 臨時総会
7カ月ぶりに「独立社外取ゼロ」解消
アスクルは13日、東京都内で臨時株主総会を開き、弁護士の市毛由美子氏ら4人を取締役に選任する議案を可決した。2019年8月の株主総会で経営方針を巡る対立から、筆頭株主のヤフー(現Zホールディングス)が前社長と社外取3人の再任に反対し、独立した社外取締役が不在になっていた。
親子上場でありながら独立社外取締役が不在という異例の状況が7カ月ぶりに解消される。選任されたのは市毛氏のほか、ケンコーコム創業者の後藤玄利氏、大学教授の高巌氏、元IHI副社長の塚原一男氏。
アスクルは弁護士の国広正氏が委員長を務める暫定指名・報酬委員会が大株主からの独立性やコーポレートガバナンス(企業統治)についての見識などを重視して候補者を選んでいた。