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米軍、親イラン武装組織に報復空爆 イラクで5カ所

(更新)

【ワシントン=中村亮】米国防総省は12日、米軍がイランの支援を受けるとされるイラクのシーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の5つの拠点を空爆したと発表した。イラクの米軍駐留基地が11日にロケット弾による攻撃を受けたことへの報復だ。米国とイランの対立が一段と激しくなるのは確実だ。

エスパー米国防長官=ロイター

国防総省は声明で、武装組織の攻撃能力を大幅に低下させるため5つの武器貯蔵施設に空爆を実施したと説明した。「空爆は防御的措置だ」と説明のうえ、11日のイラクの米軍駐留基地に対する攻撃と「同等だ」との認識も示した。

攻撃に先だってエスパー米国防長官は12日、国防総省で記者団に対し、イラクの米軍駐留基地への攻撃について、イランの支援を受ける武装組織の犯行と主張。トランプ大統領もホワイトハウスで記者団に対し「我々の対応がどのようなものになるか見てみよう」と語り、政権内で報復措置の検討を進める立場を示していた。

有志連合によると、現地時間の11日夜にイラクの首都バグダッド北方に位置するタージの米軍駐留基地に15発以上のロケット弾が撃ち込まれた。3人の死亡が確認され、そのうち2人が米国人とされる。

トランプ政権は2019年12月、カタイブ・ヒズボラの攻撃で米軍に死傷者が出たことを受けて、報復空爆を実施した。これをきっかけに米・イランの対立が強まり、米国はイランの司令官を殺害。イランはイラクの米軍駐留基地を弾道ミサイルで攻撃する事態に発展していた。

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