NYダウ、一時1700ドル安 開始直後に売買停止措置

2020/3/12 22:36 (2020/3/12 22:54更新)
保存
共有
印刷
その他

12日のニューヨーク証券取引所=ロイター

12日のニューヨーク証券取引所=ロイター

【ニューヨーク=高橋そら】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は急落した。一時1700ドル安まで下落した。トランプ米大統領が11日夜、新型コロナウイルスの拡大阻止のため、英国を除く欧州からの外国人の入国禁止措置を発表した。世界的な経済活動のさらなる縮小を警戒する売りが続いた。

朝方から大半の銘柄で売りが優勢だった。ダウ平均の先物は米東部時間の早朝で一時1200超安まで下落していた。S&P500種株価指数は取引時間中に7%超下落し、全ての株式売買を一時中断する措置(サーキットブレーカー)が発動した。現在の制度下で発動されたのは9日以来、2回目。

米国の欧州からの入国禁止措置を受け、ヒトやモノの移動が一段と滞る懸念から航空や観光関連株の下げがきつい。大西洋路線を多く抱えるアメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空は軒並み大幅に下落した。

トランプ氏は11日夜、新型コロナウイルス対策として、ホワイトハウスから国民向けにテレビ演説した。欧州からの入国禁止措置は米東部時間13日深夜(日本時間14日午後)から30日間、英国を除く欧州から外国人の入国を禁止すると説明した。米国はすでに中国やイランに過去14日間滞在した外国人の入国を拒否しており、欧州に対しても同じ措置をとる。観光やホテル、航空産業などへの影響は必至だ。

経済活動の停滞が長引けば世界経済にもダメージが避けられない。景気敏感株として捉えられる金融株も景気の先行き懸念が強まると売られやすい。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、シティグループなど米大手銀株も総崩れとなった。

ダウ平均は、9日には新型コロナへの警戒から2013ドル安と過去最大の下落幅を記録。10日には米政府の減税期待から1167ドル上昇し11日に再び1464ドル安となるなど、連日で乱高下を続けている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]