景況感、中小で急激に悪化 震災後以来の低水準

2020/3/12 20:21
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内閣府と財務省が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査で、中小企業全産業の景況判断指数(BSI)はマイナス25.3だった。東日本大震災後の2011年4~6月期のマイナス41.1以来の低さで、大企業全産業のマイナス10.1を大きく下回る。新型コロナウイルスの感染拡大で比較的体力のない中小の事業環境がより悪化している可能性がある。

中小のBSIは前回の消費増税後の14年4~6月期にマイナス21.5に沈んで以降、マイナス圏で推移している。米中貿易戦争など従来の不透明要因に今回は新型コロナの脅威が加わった。マイナス幅は19年10~12月期から9.0ポイント拡大した。

中小のうち非製造業はマイナス23.8で、マイナス幅が1桁にとどまる大企業との差が目立つ。農林中金総合研究所の南武志氏は「コロナの影響が大きいインバウンド産業は飲食店やホテルなどの中小企業が担っており、需要の減少が調査時点(2月15日)で明らかだったのだろう」とみている。

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