JR東海の新幹線、米が安全認可へ インフラ輸出に弾み

2020/3/12 14:22
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JR東海が技術支援する米テキサス州での高速鉄道計画について、米運輸省は10日(日本時間同日夕)、安全基準の連邦規則案を公表した。60日間のパブリックコメント期間などを経て正式に決まる。米政府が東海道新幹線の安全性を評価したもので、同社として台湾に続く米国への海外進出に一歩前進した形。日本のインフラ輸出にも弾みがつく可能性がある。

報道陣に公開された東海道新幹線の新型車両「N700S」(JR東京駅)

報道陣に公開された東海道新幹線の新型車両「N700S」(JR東京駅)

同計画は米テキサス州のダラス―ヒューストン間(約385キロメートル)に東海道新幹線のシステムを採用し、約1時間半で結ぶ。現地企業のテキサス・セントラル(TC)が計画し、JR東海が技術支援をしている。

日本の高い技術を海外に広げる狙いで、安倍晋三首相も繰り返しトランプ米大統領に協力を求めてきた。JR東海は技術支援と受注協議を担う子会社2社を設立し、22人の社員を派遣している。7月に国内でデビューする新型車両「N700S」の輸出を念頭に置いている。

2019年中の建設着工を目指していたが、計画は遅れていた。TC社は今後、20年中の建設着工、26年の営業開始を目指すとしている。工事計画の策定と資金調達がカギを握る。関係者によると総事業費は200億ドル(約2兆730億円)にのぼるとされ、資金調達が今後の大きな課題となる。

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