日経平均、大幅続落で始まる 一時1万9000円割れ
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12日の前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、一時は2営業日ぶりに心理的な節目の1万9000円を割り込んだ。下げ幅は400円を超える場面があった。世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を「パンデミック(世界的な大流行)とみなせる」と表明した。経済活動の停滞がさらに深刻化するとの懸念から銀行や海運、不動産を中心にほぼ全面安の展開だ。米政府が打ち出した景気刺激策の実現性が不透明だとの見方から前日の米株が急落。最高値からの下落率が20%を超え、「弱気相場」入りしたことも投資家心理を冷やしている。
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商船三井や川崎汽の下げが目立つ。菱地所や東急不HDも安い。4月上旬まで東京ディズニーリゾートの休業期間を延長すると発表したOLCも下落。一方、前田道が上昇し、中外薬や日通が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕