米国人2人死亡か、イラクでロケット弾攻撃

イラン緊迫
2020/3/12 6:39
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【ワシントン=中村亮】イラクとシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を担う米軍主導の有志連合は11日、イラクの首都バグダッド北方にある米軍駐留基地がロケット弾による攻撃を受けて3人が死亡したとツイッターで明らかにした。複数の米メディアによると、このうち2人が米国人だという。イランの支援を受ける武装勢力による攻撃の可能性があり、米・イランの対立に拍車がかかる恐れがある。

駐留米軍に対しイラク国内で反発が強まっている(イラク中西部のアサド空軍基地)=AP

有志連合によると、現地時間11日夜にバグダッド北方の基地に15発以上の小型ロケット弾が打ち込まれた。3人の死亡に加え、約12人の負傷者も出ているという。実行犯は明らかにしていない。有志連合はイラク軍の訓練を任務に同基地に駐留している。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、ロケット弾による攻撃から数時間後に有志連合がイランとつながりがある武装勢力のシリアの拠点を空爆した。事実上の報復攻撃とみられる。

イラクでは米軍が1月上旬にイラン革命防衛隊精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害。イラク政権や議会が米軍駐留の目的に反する軍事行動だと非難し、イラクで反米感情が高まっていた。バグダッドの在イラク米大使館付近にロケット弾が打ち込まれる事件もたびたび起きていた。

トランプ米大統領は2019年12月に米軍関係者が死亡したことを受け、イランの支援を受ける武装勢力に対し空爆を実行して米・イランの対立が激しくなった。今回も米国人に被害が及んだことでイランとの緊張が高まる恐れがある。

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