我が子亡くした悲しみ消えず、支え合う仲間 宮城石巻

2020/3/11 19:01
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自宅を襲った津波により3人の我が子を亡くした宮城県石巻市の遠藤伸一さん(51)と妻、綾子さん(51)の元には11日朝から、夫妻を励まし、深刻な被害を受けた地区の復興に向け共に歩んできた仲間が集い、悼みを共有した。

子供たちのお地蔵さんに向かい手を合わせる遠藤伸一さんと参列者(宮城県石巻市)

子供たちのお地蔵さんに向かい手を合わせる遠藤伸一さんと参列者(宮城県石巻市)

遠藤さんの自宅跡地で、震災後結成した地域支援組織「チームわたほい」の活動拠点となった敷地には、寄り添う3体のお地蔵さんが海に向かってほほ笑む。自宅で津波に遭った長女花さん(当時13)、長男侃太さん(同10)、次女奏さん(同8)の姿だ。

新型コロナウイルス感染懸念からお年寄りは参加を見合わせたが、地震発生時刻には遠藤さんを囲み、約50人の仲間が3人の子や地域で亡くなった人たちを思い目を閉じた。参列した侃太さんの同級生、渡辺雄大さん(19)は「遠藤さんの笑顔が見られてうれしい」。

「この仲間の前では泣くことができる」。悲しみは消えなくとも支え合える仲間がいる。遠藤さんは子供たちと一緒に人生を前に進める。

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