2月のビール販売1%増 「巣ごもり」で家庭消費増加

2020/3/11 16:43
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ビール大手4社は11日、2月のビール系飲料の販売量や販売額を公表した。販売量合計はサントリービールの推定によると前年同月比で1%増えた。新型コロナウイルス感染防止のための在宅勤務や外出自粛など自宅で過ごす時間が増える「巣ごもり」の動きが月後半から見られ始めた。ただ3月以降は飲食店向けが宴会中止などで冷え込む影響が本格化しそうだ。

2019年10月の消費増税以降、プラスに転じるのは5カ月ぶり。同社の市場推計ではビールと発泡酒は前年並み、第三のビールは2%程度増えた。うるう年で前年よりも出荷日数が増えたことなども影響した。第三のビールを中心に家庭向けが増える一方、飲食店向けは宴会を控える動きがあった。

ビール系飲料全体の販売量ではキリンビールが1%増、サッポロビールが2%増だった。ともにビールと発泡酒で前年を下回った一方、第三のビールが前年を上回り、全体をけん引した。9%減少したサントリービールは前年に第三のビールを発売した反動が出た。

販売金額で公表するアサヒビールは4%増えた。「スーパードライ」が販売量で4%増えた。

不要な外出を控え自宅で過ごすための巣ごもり消費も、小売店で見られている。関東地盤の食品スーパーのいなげやでは、2月の酒類の販売が前年同月比で7.6%伸びた。ビールとウイスキーで10%以上伸びた。新型コロナウイルスの感染拡大で「家庭での食事への回帰の動きが見える」(同社)という。

大手食品卸も「ドラッグストアの来店客の増加でビールのついで買いが顕著にみられた」としている。

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