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規制委員長「2度と起こさない」、福島原発事故9年

原子力規制委員会の更田豊志委員長は11日、東京電力福島第1原子力発電所の事故から9年が過ぎたことを受けて、原子力規制庁の職員向けに訓示した。更田委員長は「あのような事故は2度と起こさないという決意のもと、安全対策の継続的改善に取り組んでいる」と強調。「職場の仲間と事故について語り合う時間を持ってほしい」と呼びかけた。

新型コロナウイルス対策のため、インターネット中継で約1000人の職員らに向けて話しかけた。職員はそれぞれの持ち場でモニター越しに委員長の言葉に耳を傾けた。

福島第1原発の廃炉に関して更田委員長は「作業の困難さはいっそう高まっている」と指摘した。そのうえで「十分な監視を続けていく必要がある」と述べた。

放射性物質に汚染された水を浄化した後の処理水がたまり続けている問題に関しては「規制基準を守る形での海洋放出をできるだけ早期に行うべきだ」との見解を改めて示した。さらに「私たちには声をあげる責任がある」と強調した。

福島第1原発は2011年の東日本大震災に伴う津波の影響で、原子炉を冷やすことができなくなった。炉心溶融や水素爆発を伴う事故を起こして、大量の放射性物質が環境中に漏れ出た。

事故前に規制を担っていた旧原子力安全・保安院が原発を推進する経済産業省の傘下にあったことも批判された。事故の反省を踏まえて、他省庁からの独立性が高い規制委が12年9月に発足した。

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