北海道・苫小牧港、LNG船増加に対応 バンクーバーと連携

北海道
2020/3/11 14:53
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液化天然ガス(LNG)を燃料とする船舶の増加を受け、苫小牧港管理組合(北海道苫小牧市)が対応を進めている。5日に同分野で先行するカナダのバンクーバー港湾局と連携協定を結んだ。LNG供給機能の整備に向けた検討結果も近く取りまとめる。環境負荷の少ないLNGに対応して国際港としての競争力を高める。

バンクーバー港は北米で東アジアから最も近く、LNGの供給ノウハウがある。苫小牧港管理組合は石油資源開発や海運会社も巻き込み、同港と情報共有する。

また約1年にわたる検討会の議論を踏まえ、LNGの具体的な供給方法や技術的な課題を近くとりまとめる。

従来のコンテナ船は主に重油を燃料に使うが、燃やす際に出る硫黄酸化物(SOx)が酸性雨などの原因となるため、世界で排ガス規制が厳しくなっている。現状は規制に抵触しない重油で対応する船舶が多いが、中長期的にはLNGに切り替える動きが強まる見通し。国内ではトヨタ自動車が自動車運搬船でLNGを採用している。

苫小牧港管理組合はLNGを供給するバンカリング船と供給を受ける大型船をチューブでつないで燃料を送る方法などを有力視しているが、費用もかかる。佐々木秀郎専任副管理者は「供給サイドの動きと並行して海運会社にもLNG燃料船の普及を働きかける必要がある」と話す。LNG供給機能は横浜港なども整備に動いている。

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