10日の感染確認、最多の59人 名古屋で新たに2人死亡
10日に新型コロナウイルスの感染が確認された人は59人に上り、1日の感染確認として最多となったことが各自治体の集計で分かった。これまで6日の56人が最多だった。また名古屋市は10日深夜、感染者2人の死亡を確認したと発表した。1人は公表済みの感染者で、もう1人は10日に死亡後、遺伝子検査で陽性が判明した。
同市は遺族の意向などとして、死亡した2人の年代、性別を明らかにしていない。国内での感染者の死亡は計12人となった。
10日は午後9時半時点で45人の感染が確認されていたが、深夜になって愛知県で計13人のほか、静岡県で県内2人目となる感染者が確認され、1日の感染確認は59人に達した。
静岡県で感染が確認されたのは神奈川県に住む50代男性。7日に東海道新幹線などを使って静岡県に移動し、9日に同県内の病院に救急搬送された。
愛知県内では名古屋市が死亡後の検査で判明した1人のほか、50~90代の男女9人の感染確認を発表。県も40代の男女3人の感染確認を発表した。いずれもこれまでに感染確認された人と接触があった。県内の感染確認は計99人(うち3人が死亡)となった。
名古屋市によると、死亡後の検査で判明した1人は、7日に発熱があり、医療機関に救急搬送され入院。9日に医師から帰国者・接触者相談センターに遺伝子検査について相談があった。感染者との接触は確認できていないという。