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新型コロナの創薬標的たんぱく質を紹介 阪大がサイト

大阪大学蛋白質研究所は11日、新型コロナウイルスの創薬標的の候補となるたんぱく質に関する特設サイトを開設する。国内外の研究者らが解析した立体構造などのデータを集約し、無料で公開する。新型ウイルスによる肺炎などの治療薬を開発する研究者や企業の利用を見込んでいる。

中国・上海の研究者らがデータベースに登録した新型コロナウイルスのたんぱく質の立体構造

日本語と英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応する。同研究所の栗栖源嗣教授は「正確で使いやすいデータを多言語で発信する」と話す。

サイトには、ウイルスが体内で感染を広げるのに必要な「プロテアーゼ」をはじめ、24種類のたんぱく質に関するデータを載せる。薬の化合物がたんぱく質にどうくっつくかなど、さまざまな状態の立体構造を紹介する。これらのたんぱく質を標的にした治療薬の開発が進んでいる。

同研究所が運営するデータベース「PDBj」に1月下旬、中国・上海の研究者から新型ウイルスのプロテアーゼのデータ提供を受け、2月5日に公開した。今回、論文にはまだ未掲載のデータも公表の同意を取り付けた。新型ウイルスに関する情報だけを選んでサイトで紹介する。

PDBjは主にアジアの研究者が解析したデータを公開している。欧米の同様のデータベースと連動しており、世界中の16万件以上のデータを閲覧できる。これまでに登録された中では、インフルエンザのたんぱく質のデータが、治療薬のタミフルやリレンザの開発に役立ったという。

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