北海道の2月宿泊マイナスは2割超、訪日客が急減

2020/3/10 21:06
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観光名所の時計台も、新型コロナウイルスの影響で観光客はまばらだった(2月27日、札幌市)

観光名所の時計台も、新型コロナウイルスの影響で観光客はまばらだった(2月27日、札幌市)

日本旅館協会北海道支部連合会がまとめた2月の宿泊実績によると、北海道の宿泊施設の売り上げは前年同期と比べて2割超減って79%の水準まで落ち込んだ。延べ宿泊数は国内客が86%、訪日客が47%まで落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染は国内で拡大しており、宿泊施設の経営は厳しさを増している。

調査は同支部連合会に所属する122施設が対象で、103施設から回答を得た。中国政府の団体旅行禁止で訪日客が大きく減少し、日本人の旅行自粛も影を落とす。

地域別に見ると、訪日客の減少が最も顕著だったのは札幌市の定山渓温泉・小金湯温泉地区。前年は2万2000人以上が宿泊したが、今年は5262人と7割超減っている。登別温泉・カルルス温泉(前年比33%)、洞爺湖温泉・支笏湖・日高・えりも(同38%)なども訪日客は軒並み落ち込んでおり、14地域中13地域で前年実績を下回った。

国内客の動向にも影響は出ており、定山渓温泉・小金湯温泉の施設からは「外出自粛要請で2月後半が全く伸びず、3月前半にも影響した」との声が上がっている。国内客は網走・網走湖・北見・湯根湯温泉(同75%)、登別温泉・カルルス温泉(同75%)などで減少が目立った。14地域のうち12地域で宿泊客が減った。

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