惨禍、二度と繰り返さない 東京大空襲75年で追悼集会

2020/3/10 17:56 (2020/3/10 20:19更新)
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約10万人が犠牲になったとされる東京大空襲から75年を迎えた10日、東京都の隅田公園で市民主催の追悼集会が開かれ、参列した約100人が「惨禍を二度と繰り返さない」と平和を誓った。東京スカイツリーは鎮魂の願いを込め、白くライティングされた。

東京大空襲の追悼集会で体験を語る麻山貞枝さん(10日、東京都の隅田公園)=共同

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、都主催の追悼式典は中止に。都庁では職員がそれぞれの持ち場で黙とうした。

追悼集会では雨の中、参列者らが犠牲者をしのび、献花した。当時、東京・浅草に住んでいた麻山貞枝さん(83)は、家族で近くのデパート地下に逃げ込んだことや、朝になって外に出ると前日に会った友人の遺体を見つけたことを証言。「一体、戦争とは何なのでしょう。最初に犠牲になるのは善良な市民だ」と訴えた。

式典が中止となった都庁では午後2時、「東京大空襲をはじめ、戦災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、世界の恒久平和を願う」と庁内放送が流れ、1分間の黙とうを呼び掛けた。職員らは仕事の手を休めて平和を祈った。

感染拡大の影響で、江戸川区でも犠牲者追悼式が中止になり、区内の公園に献花台が設置された。〔共同〕

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