高2女子刺殺で無期求刑 広島地裁公判、36歳無職男

社会・くらし
2020/3/10 17:54
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広島県廿日市市で2004年10月、高校2年の北口聡美さん(当時17)をナイフで刺殺するなどしたとして、殺人などの罪に問われた無職、鹿嶋学被告(36)=山口県宇部市=の裁判員裁判が10日、広島地裁(杉本正則裁判長)で開かれた。検察側は無期懲役を求刑し、結審した。判決は18日。

鹿嶋被告は起訴内容を認めており、量刑が争点。検察側は論告で「暴行目的で襲った上、逃げた北口さんに対し職場や家庭環境への不満をぶつけた。動機は身勝手で酌量の余地はない」とし「強い殺意に基づく冷酷非道な犯行だ」と指摘。鹿嶋被告が逮捕されるまでの13年半の間、遺族が苦しみ続けたことも重視するよう求めた。

弁護側は「事件当時、パニックになり北口さんらを刺してしまった。計画性は無かった」とし、反省もしており有期刑が相当とした。

聡美さんの父、忠さん(62)が意見陳述し「自分の子どもの命が奪われたらと考えてほしい。厳しい判決を強く願っています」と訴えた。鹿嶋被告の最終意見陳述もあり「自分勝手な都合で大切な家族の命を奪った。申し訳ございませんでした」と遺族の方を向いて謝罪した。

起訴状によると、04年10月5日午後3時ごろ、北口さんの自宅の離れに侵入し、北口さんを刺殺。さらに祖母のミチヨさん(88)の腹などを刺し殺害しようとしたとしている。山口県警が別の暴行事件で採取した鹿嶋被告のDNA型や指紋が現場に残されたものと一致し、広島県警が18年4月に逮捕した。〔共同〕

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