リブリー、中学の教科書をデジタル化

2020/3/10 16:15
保存
共有
印刷
その他

教育スタートアップのLibry(リブリー、東京・千代田)は中学校の教科書のデジタル化を始める。新興出版社啓林館(大阪市)と組み、数学や理科の教材をスマートフォンやタブレットから見られるようにする。教育にIT(情報技術)を生かす政府の方針を受け、事業拡大を狙う。

中学校向け教科書のデジタル化を始める

第1弾として啓林館の数学の教科書をデジタル化する。同社の問題集と組み合わせて、9月にアプリ経由で提供を始める計画だ。

リブリーのサービスでは、生徒が間違えた問題を記録し、別の問題集から類題を探せる。

教員向けには生徒の学習が進んでいるかどうかを確認し、アプリ上で宿題を出したり回収したりする機能がある。

従来は高校や中高一貫校向けにデジタル教材を提供してきた。啓林館や学研ホールディングスなど7社が出版した120冊以上を電子化している。

高校では各校の判断で教材を選びやすいのに対し、中学校では自治体単位で採択することが多い。デジタル教科書は紙の教科書との併用が義務づけられていることもあり、導入時の費用負担が課題となる。

リブリーはアプリ経由で販売した教科書や教材の収益を出版社と分け合うビジネスモデルを採用している。政府が2023年度までに小中学校でパソコンを生徒1人に1台配備すると掲げたことを受け、中学校でもデジタル教材に対応する端末の導入が進むと同社はみている。

(山田遼太郎)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]