「習近平主席に感謝」に反抗した武漢市民の心の闇
編集委員 中沢克二

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中沢 克二
2020/3/11 0:00
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日本経済新聞 電子版
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中国から拡散された新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的な大流行)の脅威が現実化する今、極めて奇妙な「政治運動」が始まろうとしていた。舞台は10日、国家主席の習近平(シー・ジンピン)が封鎖措置の後、初めて現地入りした湖北省武漢市。これに先立ち市トップの王忠林は6日、地元幹部らを前にこう訴えた。

「習近平(共産党)総書記に感謝し、共産党に感謝する教育を(武漢)市民に展開すべきだ」。いわゆる「…

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