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NYダウ急落、2000ドル超安 下げ幅は過去最大

(更新)

【ニューヨーク=宮本岳則】9日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均が急落し、前週末比2013ドル安の2万3851ドル(速報値)で終えた。下げ幅は過去最大になった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で景気や企業業績の減速懸念が一段と高まるなか、原油価格の急落が売りに拍車をかけた。S&P500種株価指数は取引時間中に下落率が7%を超え、売買を一時中断する措置(サーキットブレーカー)が発動された。投資家はリスク回避姿勢を強めている。

サーキットブレーカー制度は、2010年に米国株が瞬間的に1000ドル近く下げた「フラッシュクラッシュ」を防げなかったことをきっかけに改正され、13年に新ルールが適用された。現制度下で発動されたのは今回が初めてだ。アジアと欧州の株安を引き継いだ米国市場は朝方から売りが殺到。ほぼ全面安の展開でS&P500指数が前週末比で7%安まで下げると、取引が15分間停止された。

前週末に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国のロシアなどとの減産協議が決裂した。サウジアラビアが増産姿勢に転じたうえ、販売価格を引き下げたと伝わった。ロシアも増産の姿勢を示しているという。

需給悪化に拍車がかかると警戒され、米原油先物相場が急落した。株式市場では石油メジャーのシェブロンやエクソンモービルが10%を超える下げを見せた。安全資産とされる米国債に資金が集中し、米長期金利は過去最低水準で推移した。

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