ベトナム、英仏独など欧州8カ国 ビザ免除一時停止

2020/3/9 20:06
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【ハノイ=大西智也】ベトナム政府は9日、フランスやドイツ、英国など欧州8カ国の国民に対するビザ(査証)免除措置を一時的に停止することを決めた。欧州各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、往来を大幅に制限する。ベトナムは中国、韓国などからの入国者にも14日間の隔離措置を義務付けており、一段と厳しい防疫措置を取る。

2019年にトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長が会談した老舗ホテルも一時的に営業を停止した(9日、ハノイ市)

対象国はほかに、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、スペイン。これらの国民へのビザ免除を一時的に停止し、入国する場合、14日間の隔離措置を課す可能性がある。イタリアにも既にビザ免除措置を一時的に停止している。

現地メディアによると、ベトナム政府は500人以上の患者が発生した国や一日に50人以上の患者が出ている国にもビザ免除措置を一時的に停止する検討を続けている。今後、日本からの入国者に対しても何らかの制限を課す可能性がある。

ベトナムでは6日に首都ハノイ市で初めての感染者を確認した。2月14日以降、新たな患者は出ていなかったが、週末に14人の感染を確認し、感染者は合計で30人に急増した。英国のロンドンからハノイに2日に到着したベトナム航空の機内で発生した集団感染が主な原因とみられている。

新規の感染者にはベトナム政府高官も含まれており、週末だけで濃厚接触者やその関係者ら数百人規模が全国で隔離されたもようだ。ハノイ市中心部にある感染者の居住地周辺を封鎖したほか、英国人の感染者が宿泊した老舗ホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」なども一時的に営業を停止した。

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