JERA、台湾で世界最大級の洋上風力に参画

2020/3/9 16:15
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東京電力ホールディングス中部電力が共同出資するJERAは9日、台湾の洋上風力発電事業に参画すると発表した。出力は約200万キロワットと世界最大級で、総事業費は1兆円規模とみられる。JERAは権益の約44%を取得し、2026~30年の運転開始を目指す。世界的な脱炭素の流れを受けて主力の火力発電の成長余地が限られるなか、海外の再生可能エネルギー事業を収益の柱に育てたい考えだ。

JERAは台湾で洋上風力発電を積極的に手掛けている(2019年末に稼働したフォルモサ1=台湾北西部・苗栗県沖)

台湾西部の彰化県沖に建設する「フォルモサ3」に参画する。JERAは豪投資銀行のマッコーリーと独電力大手のEnBWから事業権益の44%を取得し、最大の出資者になった。

JERAは国内最大のの発電会社で、火力発電では容量ベースで国内の半分を占める。海外の再生可能エネルギーに力を入れており、台湾では19年末に商業運転を始めた「フォルモサ1」と21年に運転開始予定の「フォルモサ2」にも出資している。今回の出資も合わせて、台湾の洋上風力の持ち分は出力が約100万キロワットと、原子力発電所1基分に相当する規模になる。

現在稼働する洋上風力発電では世界最大手のオーステッド(デンマーク)が英国で手掛ける出力約120万キロワットのプロジェクトが最も大きく、フォルモサ3はこれを大きく上回る規模になる。

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