凸版印刷 製薬業界向けAI翻訳

2020/3/9 14:50
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凸版印刷は9日、人工知能(AI)を活用した製薬業界向けの翻訳サービスを4月から販売すると発表した。新薬開発関連の文書などをAIを使って日本語から英語に翻訳する。製薬会社の従業員の負担を軽減し、新薬開発の時間短縮につなげる。2025年度までに関連受注を含め約10億円の売上高を目指す。

このほど製薬業界向け翻訳サービス「PharmaTra(ファーマトラ)」を開発した。大手製薬会社から提供された製薬に関する原文と翻訳のデータベースを深層学習(ディープラーニング)し、新薬開発関連の文書をAIで翻訳する。

日本語から英語のほか、英語を日本語にも翻訳できる。AIによる機械翻訳後、機械翻訳の特性を理解した医薬専門の編集者が校正し、翻訳の誤りを確認して直す。

製薬業界では複数の国が共同で治験を実施する「国際共同治験」が主流となっており、高品質で短時間の翻訳サービスに対するニーズが高まっているという。凸版はAIを使った製薬関連の翻訳サービスで新薬開発の翻訳業務の時間を短縮できる点などを製薬会社に売り込む。

凸版はAIを活用したサービスの開発に力を入れている。昨秋には金融機関向けに「AI校閲・校正支援システム」を開発し、銀行や生命保険など向けに販売している。

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