新型コロナ ニューヨーク州で非常事態宣言

【ニューヨーク=大島有美子】米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてニューヨーク市を含む州全域に非常事態宣言を出した。同州の新型コロナ感染者は7日午後6時(米東部時間)時点で前日より45人増え、89人となった。非常事態宣言により衛生用品や人員を確保しやすくする。
89人のうちニューヨーク市では11人の感染が確認された。日本人の駐在員も多く住むウェストチェスター郡での感染者は70人となった。クオモ知事は「感染の拡大を防ぐために最大限のことをする」とした。在ニューヨーク総領事館によると、7日夕時点で日本人の感染は確認されていない。
米東部ペンシルベニア州でも6日に非常事態宣言が出されたほか、西部カリフォルニア州やワシントン州などでも出されている。
複数の米メディアによると、メリーランド州で2月に開かれた保守系政治団体によるイベント、保守政治活動会議(CPAC)の参加者からも7日、新型コロナへの感染が確認された。同イベントにはトランプ米大統領やペンス副大統領も出席していた。ホワイトハウスは状況を認識しているという。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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