/

NYダウ続落、256ドル安 新型コロナ拡大でリスク回避

【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式相場は続落した。ダウ工業株30種平均は前日比256ドル50セント(1.0%)安の2万5864ドル78セントで終えた。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、景気や企業業績への懸念が一段と強まった。ただ、週末を前に多くの投資家が売り持ち高を整理したとみられ、引けにかけて急速に下げ幅を縮めた。

ダウ平均は894ドル安まで下げ幅を広げる場面があった。新型コロナは世界の感染者数が10万人を超え、経済や企業活動の停滞を招いている。米国ではニューヨークなどの大都市で感染が広がり、サンフランシスコ沖に停泊する大型クルーズ船「グランド・プリンセス」での集団感染の可能性が浮上している。

株などのリスク資産を手じまい、安全資産とされる米国債などに資金を移す動きが活発化した。米債券市場では長期金利の指標とされる10年債利回りが一時0.66%と過去最低を付けた。金利低下の勢いが止まらないことが米景気への懸念強めた面もあった。貸し出し利ざや縮小が嫌気されてJPモルガン・チェースが5%下げるなど、銀行株の売りが目立った。

6日の会合で石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国が大幅な追加減産や協調減産の延長で合意できなかった。需給改善期待が後退し、エクソンモービルなど石油株の下げも大きかった。

朝方発表の2月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比27万3000人増と、市場予想(約17万人増)を大幅に上回った。失業率も3.5%に低下し、雇用の堅調さを示した。ただ、今後は米労働市場でも新型コロナの影響が現れるとみられており、指標改善を好感した買いはみられなかった。

ダウ平均は引けにかけて急速に下げ幅を縮めた。売り持ちを解消する動きが広がり、引け間際に127ドル安まで下げ渋った。ボストン連銀のローゼングレン総裁が6日夕の講演で、米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和の際に購入できる資産の対象を広げる案に言及した。量的緩和が拡充されれば、景気刺激や金融市場の安定化につながるとの期待が買い戻しを誘った面もあった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、同162.977ポイント(1.9%)安の8575.618で終えた。マイクロソフトやフェイスブックなど主要ハイテク株の下げが目立った。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン