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日韓にWHO幹部が苦言 新型コロナ巡る入国制限

「政治的な争い、必要ない」

(更新)
WHOのマイク・ライアン氏は適切な対応をとるように促した=ロイター

【ジュネーブ=細川倫太郎】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は6日、日本と韓国が互いに入国制限を打ち出したことについて、政治的な争いは必要ないと苦言を呈した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、人々の健康や命を守ることに集中すべきだと強調した。

ライアン氏は6日の記者会見で、渡航や入国の制限は「公衆衛生上の科学的な根拠に基づいて、慎重に検討しなければならない」と指摘。政治的論争から発展した制限はウイルスの感染拡大防止に「役に立たない」と述べた。両国ともにウイルスの封じ込めに素晴らしい仕事をしてきたと評価した上で、今後も適切な対策をとることを続けることを促した。

日本は9日から韓国、中国からの入国を制限することを決めた。両国からの入国者には指定の場所に2週間待機するよう要請するほか、発行済みの査証(ビザ)も効力を止める。当面は3月末まで続ける。

これに対し、韓国も日本人に認めている90日間のビザの免除措置を9日から停止すると発表した。韓国国民の海外渡航に関する警報でも4段階あるうち、日本訪問は慎重な検討を促す「レベル2」に引き上げる。康京和(カン・ギョンファ)外相は6日、外務省に冨田浩司駐韓大使を呼び、遺憾の意を表明した。

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