JR北海道の2月は不振深刻、新型コロナで3割減も

2020/3/6 18:00
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ドル箱の「快速エアポート」も2月は1割減った(札幌駅)

ドル箱の「快速エアポート」も2月は1割減った(札幌駅)

JR北海道は6日、新型コロナウイルスの感染拡大で2月の輸送人員(1日平均)が急減したと発表した。2月の都市間を結ぶ在来線特急は前年同月比で約30%減、札幌駅と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」は約10%減少した。企業の出張や国内外客の旅行需要が大きく落ち込んでおり、交通の落ち込みも深刻さを増している。

綿貫泰之常務が記者会見で明らかにした。北海道の鈴木直道知事が外出自粛を要請した2月29日~3月1日の2日間は前年同時期の土、日曜日に比べて在来線特急が同7割減、快速エアポートは半減した。2月の北海道新幹線は同15%前後減少。

JR北はこれまで通常運行を続けてきたが、綿貫常務は「どういったやり方があるかは検討している」と述べた。鈴木知事の緊急事態宣言に関しては「(都道府県別で感染者が最多である事態を踏まえると)事態を収束させることが肝要」と一定の理解を示した。

同日公表した2019年4~12月期の区間別収支は、19年4月に廃線した石勝線の夕張支線(夕張―新夕張)を除く23区間すべてが営業赤字。4~9月期は営業黒字に転換していた「札幌圏」も再び赤字に転落した。

23区間を合算した営業損益は365億円の赤字(前年同期は390億円の赤字)と、赤字幅が25億円縮小した。赤字幅を減らした区間は札幌圏のほか、北海道新幹線など15区間に及んだ。

札幌圏は2億5900万円の赤字(同20億5200万円の赤字)だった。北海道胆振東部地震からの回復や運賃値上げの効果が出たものの、券売機改修やホームなどの駅設備修繕費が膨らんだ。

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