韓国政府、対抗措置を検討 「不当な措置」と反発

2020/3/6 10:46
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韓国からの入国を大幅に制限する日本政府の措置に、韓国が強く反発している(韓国の大統領府)=ロイター

韓国からの入国を大幅に制限する日本政府の措置に、韓国が強く反発している(韓国の大統領府)=ロイター

【ソウル=恩地洋介】韓国大統領府は6日、国家安全保障会議(NSC)の常任委員会を開き、新型コロナウイルスで韓国からの入国を大幅制限する日本政府への対抗措置を検討する方針を決めた。会議後、大統領府が「相互主義にのっとった措置を含む必要な対応策を検討する」と発表した。日本政府に対して「事前の協議なく不当な措置を取ったことは納得しがたい」と強く反発した。

大統領府は日本政府の防疫措置に対しても「不透明で消極的な措置により、国際社会から不信を持たれている」などと強い不満を示した。韓国外務省は同日中に趙世暎(チョ・セヨン)第1次官が冨田浩司駐韓大使を呼び、抗議する予定だとしている。同省は日本訪問に際して注意を促す旅行警報の第1段階を発令中だ。第4段階まである警報引き上げなどを検討しているとみられる。

一方、同省によると韓国からの入国禁止や隔離など、何らかの検疫強化策を取っている国・地域は6日時点で100に上っている。保健福祉省は同日、同国の感染者が前日より518人増えて6284人になったと発表した。聯合ニュースは死者が計43人になったと報じた。

安倍晋三首相は5日に、新型ウイルスの感染が拡大する中国と韓国からの入国者を医療施設などに2週間待機するよう要請する措置を取ると表明した。短期滞在向けのビザ(査証)の効力も停止する。

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