エアバス、A330neo減産検討 新型コロナで 米報道

2020/3/6 1:47
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【パリ=白石透冴】米ブルームバーグ通信は5日、欧州エアバスが中型機「A330neo」の減産を検討していると報じた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、主要顧客のマレーシア格安航空会社(LCC)エアアジア・グループが同機の導入を遅らせる意向を持っているためだ。感染拡大が航空業界に大きな打撃を与えている。

エアバスはA330neoの減産を検討している=ロイター

減産の規模は分かっていないが、3月中にも結論を出す。エアバスは20年に過去最高となる約880機を引き渡す計画で、うちA330が約40機を占めるとしてきた。

エアアジア傘下で長距離便を運航するエアアジアXはA330neo約80機を発注しているが、アジア便利用者の急減が確実視されている。ベンヤミン・イスマイル最高経営責任者(CEO)は2月の声明で、同機の「引き渡しは遅れるだろう」と語っていた。

エアバスのギヨム・フォーリCEOは4日、仏上院の公聴会で「コロナウイルスの影響で今年、来年の事業環境は厳しくなりそうだ」と述べた。

国際航空運送協会(IATA)は5日、世界の航空会社の旅客収入が20年は630億ドル(約6兆7千億円)減るとの見通しを発表している。機材のキャンセル、引き渡しの先送りは増える可能性があり、エアバスと米ボーイングに部品を納める日本メーカーにも悪影響が広がる恐れがある。

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