神戸市、子どもの屋外活動に助成金
神戸市は5日、新型コロナウイルスの感染拡大で市立の小中高校が休校したことを受け、子ども向け屋外プログラムの実施団体に助成すると発表した。感染予防や安全確保の対策などを確認した上で経費の一部を支給する。健康な子が外出できずストレスをため込むことなどを防ぐ。財源は補正予算などで対応し、3月中に200プログラムへの助成を目指す。
市ホームページで10日から実施団体を受け付ける。1回2時間以上、10人以下の少人数での活動が対象で、1回当たり最大1万円を助成する。公園での自然体験などを想定している。
参加者の負傷などに備えた保険料も市が全額支援する方針。各種イベントの中止が相次ぐ中、屋外で過ごせる機会を提供し、健康な子どもが盛り場などに出向いて感染することを防ぐ。
神戸市の久元喜造市長は5日の記者会見で「(プログラム参加による)感染リスクはゼロではないが保護者の選択肢を増やしたい」と説明した。