ストライプ、社長に厳重注意 女性社員とのやり取りで

2020/3/5 14:30 (2020/3/5 19:33更新)
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「アースミュージック&エコロジー」などを展開するカジュアル衣料品大手ストライプインターナショナル(岡山市)の石川康晴社長が、同社の複数の女性社員に不適切な行為をしたと疑われるやり取りがあったとして、同社が石川社長に厳重注意の処分をしていたことが5日わかった。石川社長は2019年3月から内閣府の男女共同参画会議の議員を務める。石川社長は5日、日本経済新聞の取材に対して「議員の辞意を内閣府に伝えた」と述べた。

ストライプによると、当時の取締役の1人が石川社長の社員への不適切な行為の疑いを提起し、18年12月に査問会を開いた。査問会は社外取締役や顧問弁護士らで構成し、15年8月~18年5月に石川社長が複数の女性社員に対しホテルやバーに呼び出す連絡をしたという4件について調べた。

被害者とされる社員からの申告がなかったことなどから、それらの行為がセクハラに当たるとは認めなかった。ただ、セクハラと誤解を招くようなメールでのやり取りを含め石川社長と従業員の距離感の近さは問題だったとし、厳重注意とした。石川社長は取材に対し、「従業員との間でセクハラ行為をした事実はない」と述べた。

石川社長は1995年に旧クロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)を岡山県で設立した。99年に主力ブランドの「アースミュージック&エコロジー」を立ち上げ、現在は約30のファッションブランドを抱える。ショッピングセンター(SC)を中心に店舗を展開するほか、中国やベトナムなどにも出店。国内外店舗数は約1500店に上る。2019年1月期の連結売上高は1300億円。

約3700人の社員のうち9割以上が女性社員で、女性の管理職比率は5割を超える。女性の活躍支援に取り組んできたことが評価されて、内閣府の男女共同参画会議の議員を務めてきた。

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