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香港・東亜銀、エリオットと休戦 事業見直しで合意

【香港=木原雄士】香港の東亜銀行が米著名アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントと一時休戦した。東亜銀が事業や資産構成の見直しを検討すると発表し、エリオットも支持した。エリオットは三井住友銀行を割当先とした第三者割当増資などに反発して、足かけ6年にわたり東亜銀と法廷闘争を続けてきたが、裁判手続きをいったん止める。

東亜銀行は昨年、李国宝氏(中)がトップを退いて2人の息子(両端)に引き継いだ

三井住友銀の持ち分法適用会社でもある東亜銀は100年以上にわたり創業家が経営を取り仕切ってきた。エリオットは2015年以降、株式を8%まで買い増して、経営刷新を求めてきた。4日の発表によると、東亜銀は米ゴールドマン・サックスを金融アドバイザーに指名して、6月末までに事業見直しの計画をまとめる。

エリオットのジョナサン・ポロック共同最高経営責任者(CEO)は「東亜銀は香港と中国本土で価値の高いフランチャイズを構築しており、今回の前進が多大な価値創造につながると確信している」と歓迎する声明を出した。関係者は「事業売却や資本構成の見直しを含むすべての選択肢がテーブルの上にある」との見方を示した。香港株式市場でエリオットとの一時休戦が伝わると、東亜銀の株価は2日間で2割弱上昇した。

東亜銀は創業家3代目で38年間トップを務めた李国宝(デビッド・リー)氏が昨年、退任して2人の息子に事業を引き継いだ。今回の事業見直しによって、不採算部門の売却などにつながる可能性がある。

エリオットはアルゼンチン政府に法廷闘争を仕掛けて資金を回収するなど、手ごわいアクティビストとして知られる。最近はソフトバンクグループに自社株買いを求めている。

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