新型コロナ検査、6日から保険適用 厚労省が発表

2020/3/4 22:32 (2020/3/5 0:36更新)
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新型コロナウイルスを警戒しマスク姿で出勤する人たち(3月4日、東京都新宿区)

新型コロナウイルスを警戒しマスク姿で出勤する人たち(3月4日、東京都新宿区)


厚生労働省は4日、新型コロナウイルスを検出するPCR検査を6日に保険適用すると発表した。原則3割の患者負担は当面、公費で補助する。ただ検体の採取には医療従事者や別の患者への感染を防ぐ措置が必要だ。このため当面は、外来では現在も検査を実施している全国約860ある専門の「帰国者・接触者外来」などに限って検査を続ける。

費用は検査機関への配送が必要な主流のケースで1万8千円と決まった。医師が検査の必要性を判断できるようにして重症患者を見逃さないようにするとともに、民間の検査会社の参入を促す。

これまでは保健所が認めなければ検査できなかったが、保険適用によって医師の判断で検査ができるようになる。肺炎ですでに入院している患者が新型コロナに感染しているかどうかも医師の判断で検査できる。

一方、外来では当面は現在の検査体制を維持することになる。発熱が続くなど感染の疑いのある患者が「帰国者・接触者相談センター」に電話で連絡した後、「帰国者・接触者外来」を案内してもらう流れだ。

日本医師会は「陰性でも感染していないとは判断できない」として、陰性を確認するために検査を受けることは「意味がない」としている。検査希望者が医療機関に集中するとかえって感染拡大のリスクは高まるため、かかりつけ医のいる身近な診療所などに行く前に電話で相談するよう呼びかけている。

PCR検査は1日で最大4千件超の能力があるが、実際には1日平均で千件程度にとどまっている。検査をする体制が整っておらず、医師が必要と判断しても検査に至らない事例も起きていた。

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