中道バイデン氏が躍進 左派サンダース氏と一騎打ちへ

米大統領選
2020/3/4 17:58 (2020/3/5 4:19更新)
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3日夜、カリフォルニア州ロサンゼルスの集会に参加するバイデン夫妻=AP

3日夜、カリフォルニア州ロサンゼルスの集会に参加するバイデン夫妻=AP

【ワシントン=永沢毅】米大統領選は3日、民主党候補を選ぶ予備選・党員集会が全米14州・1地域で開かれる「スーパーチューズデー」の投開票があった。中道派のジョー・バイデン前副大統領(77)がテキサスなど南部を中心に10州、左派のバーニー・サンダース上院議員(78)は大票田の西部カリフォルニアなど4州でそれぞれ勝利した。共和党のトランプ大統領の打倒をめざす指名争いは、バイデン、サンダース両氏の一騎打ちの構図が固まった。

次の焦点は10日の中西部ミシガンなど6州の予備選に移る。両氏のどちらかが相手を引き離せなければ、指名争いは長期化する可能性がある。

事前の世論調査で劣勢とみられていたバイデン氏は、直前に撤退した穏健派の候補から支持を取り付けたことなどが奏功して躍進した。獲得代議員数でもサンダース氏を上回っている。

バイデン氏は3日夜の集会で「トランプ氏に絶対勝たないといけない。この国を取り戻す」と宣言した。オバマ前大統領を支えた実績を訴え、黒人有権者が多い南部で強みを発揮。テキサス、ノースカロライナなど予備選のあった南部の全7州を制した。

左派エリザベス・ウォーレン上院議員(70)の地元である東部マサチューセッツ、撤退したクロブシャー上院議員の地元の中西部ミネソタの両州でも勝利した。

サンダース氏は若者を中心に支持を得て、カリフォルニアに加えて西部コロラド、ユタ両州を制する一方、優位とみられたテキサスで敗北した。3日夜の集会では「昔から変わらない政策ではトランプ氏には勝てない」と強調し、バイデン氏をけん制した。

スーパーチューズデーから本格的に参戦した穏健派のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)は米領サモアで勝利したが、他の州では振るわなかった。同氏の陣営は4日午前、指名争いから撤退し、バイデン氏の支持に回ると発表した。地元州で勝てなかったウォーレン氏に対しても撤退論が強まる可能性がある。

指名争いでは州ごとに候補の得票率に応じて比例配分で代議員を割り当てる。党の指名を得るには、総代議員数(3979人、党幹部ら特別代議員を除く)の過半数となる1991人以上を確保する必要がある。

3日の結果で3分の1以上にあたる1357人が割り当てられる。他候補との差を広げるには、カリフォルニアやテキサスなど大票田でどれだけ高い得票率を得られるかがカギを握っていた。

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