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トヨタの2月中国販売7割減、新型コロナで

【広州=川上尚志】トヨタ自動車は4日、中国の2月の新車販売台数が前年同月比70.2%減の2万3800台だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で需要が落ち込み、全車種で販売台数が前年実績を下回った。下げ幅は尖閣諸島を巡る日中の対立の影響を受けた2012年9月(48.5%減)より大きく、少なくとも2000年以降で最大だった。

トヨタの中国販売台数が前年実績を下回るのは2カ月連続で、2月は1月(1.2%減)よりも下げ幅を大きく広げた。新型コロナの影響で2月前半に多くの販売店が休業になり、営業を再開した後も外出を自粛する人が多く需要が低迷した。

「手を消毒して手袋も付けてから入店してください」。4日、中国南部の広東省広州市のトヨタ販売店では入店時に衛生対策が求められ、店内に顧客はまばらだった。展示中の新車のフロントには「この車は消毒済みです」と掲示され、座席は感染防止のため薄いビニールで覆われていた。

店員によると同店は2月10日に営業を再開したが、出社できる従業員は限られ、3月4日時点で全体の約8割にとどまるという。「通常より来店客も売り上げも少ない。購入者に対し年4回の車の消毒サービスなどの特典を付けて販売を促進している」(店員)。トヨタによると、2月28日時点で中国全土の販売店の9割強が営業を再開済みだが、今後も需要は落ち込む恐れがある。

トヨタの中国販売は19年に18年比9.0%増の162万台と好調だった。20年は19年比8.6%増の176万台とする目標を掲げている。新型コロナ問題の収束に時間がかかれば計画の見直しを迫られそうだ。

トヨタの中国での自動車生産は段階的に回復してきている。現地企業との合弁会社で中国に全4工場を持ち、2月24日までに全工場の稼働を部分的に再開した。

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