ゼロックス、HPに敵対的TOBを開始

2020/3/4 1:51
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【マイアミ=中山修志】米事務機器大手ゼロックスは2日、米パソコン・プリンター大手HPに対しTOB(株式公開買い付け)を開始した。現金とゼロックス株との株式交換を組み合わせてHP株を1株24ドルで買い付け、過半数の取得を目指す。買い付け株数の上限は設定しておらず、期間は4月21日まで。HPの取締役会は買収提案に反対しており、敵対的TOBとなる。

ゼロックスはHP株の過半数取得を目指す=ロイター

買い付け価格24ドルはHP株の2日終値を約10%上回る。HPは2月下旬に3年で総額160億ドル(約1兆7000億円)の株主還元を発表し、株価は一時24ドルに迫った。だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米国株が全面安となり、足元の株価はゼロックスの買い付け価格を下回る。

HPは2日、「10営業日以内に買収に対する取締役会の見解を通知する」と声明を発表し、それまで買い付けに応じないよう株主に求めた。

HPはゼロックス側が株式を20%まで買い占めた時点で、既存株主に新株を割り当てて買収を防衛する「ポイズンピル(毒薬条項)」の発動を決めている。TOBが成立するかは不透明で、HPが4月をめどに開く株主総会までもつれる可能性がある。

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