国内ユニクロ、2月売上高 半年ぶりプラス

2020/3/3 18:02
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ファーストリテイリングが3日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の2月の国内既存店売上高は前年同月比で0.8%増えた。春物商品が順調でうるう年により営業日数が多かったことも寄与し、2019年8月以降半年ぶりのプラスに転じた。新型コロナウイルスの広がりで外出自粛ムードが強まるなか、今後もプラス基調を持続できるか注目される。

半年ぶりに国内売上高がプラスに転じた(東京都内のユニクロ店舗)

ユニクロの国内既存店売上高は20年1月まで5カ月連続で前年割れだった。マイナスが5カ月間も長引くのは10年8月~12月以来、およそ10年ぶり。今回ようやく停滞を抜け出した様に見える。

ただ今年の2月はうるう年で前年より日数が1日多い。天皇誕生日で3連休が新設され、休祝日も2日多かったことも踏まえればユニクロの実力だけで回復したとはまだ言えない。実際に2月の既存店客数は前年同月から0.1%減で4カ月連続のマイナス。客単価は同0.8%増えて8カ月ぶりのプラスになった。

直近の低迷は暖冬で防寒衣料品が伸び悩んだことが大きい。UBS証券の守屋のぞみアナリストは「2年連続で売り上げが減少している点からは商品の競争力強化が必要」と指摘する。

むしろ実力が試されるのはこれからだ。新型コロナは日本でも感染が広がる。3月2日からは政府の要請により小中高の一斉休校も始まった。感染拡大を防ぐためユニクロが入居する商業施設へ出入りを避ける動きも広がる。「新型コロナは業績の短期的なマイナス要因になるが中期的な競争力は揺らいでいない」(守屋氏)。今春は東京都内の銀座や原宿で大型の新店開業を控えている。実力で逆境を覆せるかが見せどころになる。

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